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理事長あいさつ

(社)伊万里青年会議所
2008年度理事長 古賀 幸則

理事長ブログ

基本テーマ「原点回帰〜更なる進化の為に〜今こそ磨こうJCスピリット」

        あなたがそこに ただ いるだけで

        なんとなくその場の空気があかるくなる

        あなたがそこに ただ いるだけで

        みんなのこころがやすらぐ

        そんなあなたに わたしもなりたい
                                         <相田みつを全集引用>

 私の大好きな、相田みつをさんの詩です。偉そうになにかを語って聞かせるのでもない。やって見せるのでもない。ただあなたがそこにいるというそれだけで、その場の空気が明るくやわらぎ、みんなの心がやすらいでゆく。そんな人に出会うと私はむしょうに嬉しくなり、ほれぼれとその方を眺め、私もそんな人になりたいと思う。

  『和顔施』とは、お釈迦様の言葉で和やかな顔をすること。
 和やかな顔をすることで、まわりの者は幸せな気分にさせられる。

 私たちの国はテレビのコメンテーター達が言うように本当に病んでいるのでしょうか。
連日のように報道される道徳観の無い企業の不祥事、子が親を殺める悲惨な事件や、子供たちのいじめ問題、政権争いに主をおいた国政の茶番。 
確かにどれを取っても安心して暮らせる時代とは言いがたい気がします。 
 今の時代物が溢れ、どんな物もどんな情報も簡単に手に入ります。こんな豊かな国を戦後の復興と共に築き上げてこられた先人たちに、私達は感謝するべきではないでしょうか。
ですがどうでしょう。本当に健やかで幸せに暮らせる「今」でしょうか。本当に欲しくて堪らない物など見当たらない、そんな時代に何を気概として生きる意味が見出せるのでしょうか。
 私達が幼少のときは欲しい物や家電製品、オモチャ、お菓子でさえ我慢が必要でした。でも今は我慢する事を忘れ、子供でも携帯電話を持ち欲しいだけ情報取得ができます。
そこには見た目の身体ほど、成熟もしていない精神と道徳観の未熟な子供たちが、大人と同じ情報を共有していく事に必然的に無理が生じ、捻じ曲がった倫理道徳観の薄い大人たちの扉を覗いてしまうという危険が生じています。
 人は日に三合の米と一畳の畳があれば暮らせます。 我慢の心には「ありがとう」の精神が必ず宿ってゆくはずです。目標(夢)があれば我慢の懐も大きくなり、又その目標が近づくにつれ自己の成長と自信も深まるものです。
 [社]伊万里青年会議所として出来る事、それは今すぐに子供たちや若者たちの精神育成に取り掛かり、心豊かで健やかに暮らせる時代を作り上げていく事ではないでしょうか。若者達が目標(夢)を持てない時代には燦然と輝く明るい未来がない事は、みんな気づいているはずです。 
 先人たちが築いてきた歴史に学び、「さあ遠慮はいらない。我々Jayceeが先陣となり『和顔施〜ありがとう。』を奮って行きましょう!!」

 
倫理道徳観の復活と徳育
 
 私が小学校の頃のヒーロー言えばウルトラマンでした。地球征服を目論む宇宙人や怪獣を正義の味方ウルトラマンがやっつける。 壮快でした。よく真似したものです。
ですが考えてみてください。ウルトラマンだって宇宙人です。地球人の誰が怪獣退治をしてくれと頼んだのでしょうか。 ウルトラマンを心強く動かしたのは「大儀」、そしてこれこそがボランティア精神そのものではないかと私は考えます。
 現代のテレビアニメの主役達はどうでしょう。正義の味方といったヒーローは少ないようです。自分の手を汚さずにバトルという言葉に置き換えて他の者と戦わせ、瀕死の状態になったら代わりを出して又戦わせる。といったストーリーが子供たちに受けているのだそうです。 
 人に勝ち負けだけの自己主義的な満足感の為だけに、生き者を物としてしか見ないような物語が普通に展開していきます。これのどこに「大儀」が感じられるでしょうか。
私達世代は大儀ある正義感を、自然に肌にして生活し成長していた時代だったのです。そこにあったのが倫理道徳観のある徳育です。
 ゲーム感覚で何でもリセットしてしまう今の子供たちが社会に巣立っていった時、リセット出来ない社会現実に対処出来るはずがありません。 それを裏付けるかのように陰湿ないじめや、ちょっとした事で容易くキレ、歓楽的衝動としか理解出来ない様な卑劣な事件が頻繁に起きています。今まさに大儀をもって「倫理道徳観のある徳育」が必要なのです。
 今日まで、色々と子供たちに対する事業に取り組んできた我々ですが、もう一歩踏み込んだ青少年育成事業を行っていきたいと思っています。

  近所の雷オヤジ宣言

  「最近の若者は覇気がない。」 父親がいいます。なぜでしょうか。それは昨今に始まった事ではありません。 複数の理由があると思いますが、その一つに敗戦国日本のGHQよる国家愛国心の抑制が目的であった戦後教育が上げられます。 もう一つに政治不信、将来の不安も大きな要素と思われます。 
 昔から焼き物貿易港として賑わっていた伊万里も商店街は閑散とした町に変身し、高校を卒業した若者は故郷を離れて、錦を飾る事など少なくなってしまいました。 伊万里に居ても楽しくない、伊万里に帰って来ても力を試す場が無い、そんな事が理由でしょうか。
又、マスメディアの過剰な報道により社会保険庁や現役閣僚の不祥事。 
そんな大人たちの悪い面ばかりを目にしてきたことで、若者たちが将来に不安を持つのも尤もですが、全ての大人がそうではありません。 
伊万里出身の人の中にも各界で大いに活躍されている方々が沢山居られます。
 [社]伊万里青年会議所ではそんな郷土の先人たちに目を向け 若手リーダーの育成事業を行いたいと思います。
地域に於ける青年会議所の、一番の役割は人づくりをすることだと考えます。志のある強力なリーダーシップの育成や発掘は地域に活かされている、[社]伊万里青年会議所の責務なのです。

  ドリーム(夢実現)プロジェクト

  誰しもあの人の笑顔が忘れられない、あの笑顔をもう一度見たい、会いたいと思ったことがあるでしょう。吾が子の笑顔・家族の笑顔は宝、お客様の笑顔は喜び、笑顔あふれるところには自然と人が集まってきます。笑顔輝くひとは魅力的です。魅力的な人にはまた逢いたくなります。そして魅力的な仲間の一員になりたくなるはずです。小さなガラス球も磨いて集まれば、ダイヤモンドに負けない輝きを持つと思います。JCI Creedには That earth's great treasure lies in human personality; and That service to humanity is the best work of life. 「人間の個性はこの世の宝であり人類への奉仕が人生最善の仕事である。」と書かれています。それぞれの持つ個性と力を磨き上げ、魅力ある人づくりを行い活動していきます。

  人づくりは国づくり
 
 JCIの志同じうする旗の下、全国に714の青年会議所が存在し地域町おこし、環境問題、教育問題等、様々な分野に日々奮闘しています。 青年会議所の最大の仕事は人づくりです。人は地域の一部で有り、その集合体が国家なのではないかと私は思います。
近年全国的に会員の減少が続いています。 もう青年会議所は必要とされないほど平和で心豊かな日本が建設されているのでしょうか。 
 ここ数年公益法人制度改革が進められ、青年会議所の活動も今まで以上に公益性を求められています。[社]日本青年会議所ではローカルマニフェストの検証事業や、「気高き日本」の復活をテーマに全国協働運動が進められています。これも地域に育つ若者や市民の代表として、責任世代である我々に求められることと感じます。
[社]伊万里青年会議所はその責任を自覚し、全国714ネットワークのスケールメリットを最大に利用し、真の明るい豊かな社会の実現に繋がるよう努力していきたいと思います。  今年度伊万里に於いて7年ぶりに佐賀ブロック会員大会が開催されます。ここにも市民の皆さんが共感していただけるような事業展開を企画したいと思っています。

  三信条の徹底
 
 JCには友情・奉仕・修練の三つの信条があります。これは先に述べてきた事と全てに関係があります。伊万里JCの会員数が減少し事業を行うことが経済的にも人的にも厳しくなってきました。
ですが青年会議所は事業をしなければ、何の存在意義をも持ちません。三信条は困難に打ち勝ち、成し遂げたことによってのみ、養われるものだと確信致します。
会員拡大も急務ですが、まずは今持っている力を存分に発揮し、活路を見出してゆきましょう。
 新しい試みとして、バディ制度を導入します。これは潜水夫がパートナーへの全幅の信頼で自分の命を預けて尚且つ危険な仕事をこなす。言わば一心同体のコンビの事だそうです。 現会員が少ない分、今のメンバーは複数の仕事が期待されます。
バディ制度の導入で、メンバー同士の意志の疎通や風通しが良くなり、友情や価値観の共有が出来るのではないかと期待しています。会員同士が楽しんでいく事が強いては会員拡大にもつながると思います。


  終わりに

 先人たちへの感謝、先輩方への感謝、ふるさとへの感謝の気持ちを、素敵な言葉「ありがとう。」で伝えてゆきたいと思います。
「和顔施」みんなで一緒になり楽しく、どんどん笑顔をふりまいていく所存です。
会員の皆様はもちろんのこと、皆様の御理解と御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 「和顔施(わがんせ)〜ありがとう。」でいきましょう。


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