(社)伊万里青年会議所
2012年度理事長 西田 晃一郎

理事長ブログ

【基本方針】

1. 一体感ある LOM の運営と地域(まち)とつながり得る情報発信
2. 郷土愛と主権者意識を持ち地域(まち)の未来を語れる大人の育成
3. 誇りと説得力を備えた人財の育成
4. 次世代へつなぎ未来を託せる子どもたちの育成
5. 全国会員大会(北九州)への参加と参画の推進
6. 東日本大震災の継続した復興支援

【はじめに】

われわれ伊万里J C は
論ずるだけで終わることなく
互いに高め合いながら真の伊万里ビジョンを語り
各々が誇りと郷土愛を持って地域を照らす光明となるべく
率先垂範の精神で行動することを宣言する
( 伊万里JC運動宣言2010より)

2010年に( 社)伊万里青年会議所の運動宣言として作られました。この宣言は、(社) 伊万里青年会議所が50周年を迎えるにあたり示されたビジョンへと近づくために、様々なミッションを遂行する際の行動指針となる宣言文です。

私たちは46年間の(社)伊万里青年会議所の歴史を途絶えさせることなく、50周年を見据えて確実に47年目から48年目へとバトンを渡さなければなりません。もちろん、その後も継承してこのつながりを絶やしてはいけません。私たちは「明るい豊かな社会」の実現のために、運動と活動を行っています。現在、都市部はもとより、この伊万里においても、経済不況、少子高齢社会の進行、人口減少、医療や福祉などの社会保障費の増大と様々な問題があり解決すべき課題を抱えています。こうした中で、核家族化や過疎化、母子・父子家庭の増加、個人の価値観の多様化、行政依存、雇用形態の多様化、主権者意識の希薄化、子育て環境の変化、地域のつながりの希薄化という現状があります。このように問題が複雑多様化し、課題の解決が困難な状況は、都市部だけに限ったことではなく、私たちが住む伊万里においても同様なのです。

そこで、私たち( 社)伊万里青年会議所は、こうした身近にある様々な問題の中から、解決すべき課題を抽出し解決に向けて取り組む必要があります。また、2011年3月11日に発生した「東日本大震災」や経済成長の停滞など国難の状況と言われています。このような時だからこそ、青年会議所として伊万里の明るく豊かな未来のために、真の伊万里ビジョンを語り続け運動・活動を展開します。


  1.一体感ある LOM の運営と地域とつながり得る情報発信

(社)伊万里青年会議所は「明るい豊かな社会」の実現を目指し、運動・活動を展開しています。実現するためには、一体感ある強固なLOMを構築し説得力を備えた運営をしなければなりません。また、高い目的意識と使命感を持ってまちづくり活動をしている「市民ネットワーク『いまり』」と連携し、地域とつながるための糸口とする必要もあります。

愛する伊万里のために熱心に活動している諸団体及び市民に対して、(社)伊万里青年会議所の運動・活動の情報をホームページやJC-BOX などで発信するだけではなく、つながる相手がどのような目的を持ってどのような活動をしている団体かを把握し、スムースな連携とつながりを構築することで活動の充実を図ります。

さらには、メンバー同士のつながりと家族、職場、地域、友人など人と人とのつながりを意識し、社会から信頼され、その信頼に応えることができるよう一体感あるLOMの運営と地域とつながり得る情報発信を行います。


  2.郷土愛と主権者意識を持ち地域( まち) の未来を語れる大人の育成

現代社会は、情報化社会の進展にともない、物事の進むスピードが年々加速しています。また、情報の過多により個人の価値観の多様化、利己主義や個人主義、他人への無関心、人間関係の希薄化などが深刻な問題となっています。さらには、自分たちが暮らす地域(まち)に対しても無関心で無責任な人たちが増え地域社会が崩壊しつつあります。

今年も市民が主体的に地域(まち)の未来を語り「自分たちの地域(まち)は自分たちで良くする」という想いやアイデアを共有できる機会を設け、昨年初めて開催された市民討議会の反省を活かした事業を構築し、ソーシャルデザイン( = 国民が積極的に社会参画し、実践できる社会を構築すること)の実現を目指すことで、気運を高め「我がまち」への愛着と責任を市民が共有できる機会を創出するとともに市民の郷土愛と主権者意識を醸成し、地域(まち)の明るい未来を自信と誇りを持って語れる大人を育成します。


  3.誇りと説得力を備えた人財の育成

核家族化や過疎化の進行、雇用形態の多様化などによる地域( まち)の役割の担い手不足、高齢化、後継者の育成が困難な状況により、地域の様々な団体が存続の危機を迎え姿を消しています。さらには、1人で何役も背負うなど1人当たりの負担が大きくなるという悪循環を招いています。また「大人が子どもに注意をし、躾けることができない。」などと言われるようになり、家庭や地域( まち) の教育力が低下し深刻な問題となっています。

まず、担い手や後継者を育成し、1人でも多くの協力者を増やすことで、1人あたりの負担を軽減し、新たな担い手や後継者が現れやすい環境をつくる必要があります。また、個人や自分の家族の利益だけはなく、暮らしている地域(まち)やそこに暮らす人のしあわせについても考え行動することができるリーダー的存在が求められています。次に、大人が子どもを育てることに対する役割と責任を自覚し、子どもたちの声に耳を傾け尊重することができる、模範となる大人の存在が必要です。

そこで、自分たちの地域(まち)の元気を取り戻すために、行事や区役に JAYCEE として、一人の大人として積極的に参画できるよう、また、大人の日常生活における言動がいかに子どもたちに影響を与えているかを認識し、自らの言動を省みながら自らを律し、自信を持って家庭や地域 まち)で子どもたちと向き合いながら子どもたちを育てることがきるよう、(公社)日本青年会議所の人材育成プログラムなどを活用し、1人の社会人として、地域(まち)のリーダーとして、JAYCEEとして、明るい未来を切り拓く誇りと説得力を備えた人財を育成します。

また、私たちの(社)伊万里青年会議所としての運動や活動をより効果的にし「明るい豊かな社会」を実現させるためには、多くの仲間が必要です。そこで、JAYCEE として、一人一人が明確な目的意識と誇りを持ってJC運動・活動を展開する中で、会員拡大60名必達プロジェクトを継続し、21世紀の地域(まち)を創造する担い手となり得る、途絶えることのないJC運動の未来を追求します。


  4.次世代へつなぎ未来を託せる子どもたちの育成

最近の子どもたちを取り巻く環境は、年々変化しています。まず、家庭に目を向けると、兄弟のいない子どもたちの増加、次に学校に目を向けるとゆとり教育の廃止、最後に地域に目を向けると、一緒に遊ぶ友達や遊び場が減り、野球やサッカーなどの遊びが制限され屋外で遊ぶ子どもたちが減っています。また、塾や習い事、部活などで忙しい子どもや自分の暮らす地域に無関心な子どもたちが増え、地域の行事に参加する子どもたちが減り、浮立などの伝統文化が伝承されにくい現状があります。しかしながら、私たちが暮らす地域(まち)は、大人から子どもへ、子ども同士といった多世代間の交流の中で受け継ぎ守っていく必要があります。また、その必要性は、災害などで失ってから初めて気付くのでは遅いのです。

そこで、(社)伊万里青年会議所は、地域(まち)には、多世代間の交流や助け合いなどの様々な人間模様があり、それはとても大切で素晴らしいものであることや、自分たちが暮らす地域(まち)に目を向け関心と関わりを持ち、守っていく必要性を感じ、それに付随する命の尊さ、思いやりの心、人と人とのつながりの大切さ、伝統文化を受け継ぐ意義などを学ぶ機会をつくり、伊万里や地域(まち)の素晴らしさを愛着と誇りを持って次世代へ語り継ぐことができる、未来を託せる子どもたちを育成します。

また、自らの強い想いと意思で立ち上がった伊万里UCへの積極的な協力・支援を行い、子どもたち目線での明るい豊かな伊万里を共に創造します。

  5.全国会員大会(北九州) への参加と参画の推進

九州という一つの枠組みは、深いつながりを感じます。2012 年度は、北九州の地で全国会員大会が開催されます。(社) 伊万里青年会議所は、この全国大会においてブース出店し、多くの参加者と交流を図り、伊万里の「美しさ」と「美味しい」を全国へ発信します。そして、メンバー一人一人の参加意識を高め、(社)伊万里青年会議所が一致団結して全面的な協力体制をとり、第61回全国会員大会北九州大会に臨みます。

  6.東日本大震災の継続した復興支援

これまで、国内では様々な災害が発生し、多くの爪痕を残してきましたが、国民の結束の下、短い期間で復興を成し遂げてきました。しかし、2011年3月11日に発生した東日本大震災は、地震や津波といったこれまでの自然災害に加え、放射能という目に見えない脅威により、記録と記憶を塗り替える被害規模でした。そのため、いつ復旧し復興するのか目途が立ちにくい状況にあり、長期的かつ継続した支援活動が必要です。

そこで、(社)伊万里青年会議所は、月日が過ぎるにつれて薄れていく市民の記憶からあの日のことが消えないように、3月を復興月間として諸会議や行事等での黙祷や街頭募金活動などを行います。

  .結びに

(社)伊万里青年会議所創立45周年に提言された「真の伊万里ビジョン2010」は、私たちJCが理想とする「明るい豊かな社会」の実現と(社)伊万里青年会議所の創立50周年に向けて歩むべき指針です。この提言書を通じ、進むべき方向性を共通理解し、メンバー同士のつながり、メンバー一人一人の英知と勇気と情熱を結集し、全員で確実な一歩を踏み出すことで、私たちが愛する地域(まち) の発展につなげていきます。46年前に伊万里を愛してやまない伊万里の若人が集い設立された(社)伊万里青年会議所。

歴代の理事長様方や先輩方が築き上げられた、46年間の歴史と功績を重く受け止め、その栄光と伝統を絶やすことなく次世代にしっかりとつなぎ続けることができるよう、第47代(社)伊万里青年会議所の理事長を務めさせていただきます。