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2006/03/01(水)
唐津市議会3月定例会
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本日、市議会定例会を招集いたしまして、当初予算案及び諸議案のご審議を仰ぐにあたりその概要をご説明申し上げますとともに、市政運営についての所信の一端を申し述べたいと存じます。 平成17年1月1日の人々の願いがこもった歴史的な市町村合併と、それに続く本年1月1日の七山村との合併により、旧唐津市、旧浜玉ちょう町、旧厳木まち町、旧相知ちょう町、旧北波多むら村、旧肥前ちょう町、旧鎮西ちょう町、旧呼子ちょう町及び旧七山むら村の1市6町2村による新生唐津市が誕生いたしましてから、合併後初の通年予算案をご提案いたす訳でございます。 このような中、昨年12月に市町村合併を契機といたしました21世紀の新しい時代における市民と行政の共通・共有のまちづくりの指針といたしまして“響創のまちづくり”を基本理念に、代表都市像を“自然と歴史と文化が織りなす心の散歩道唐津”とした総合計画の基本構想を策定いたしました。 また、平成17年度から平成21年度までの総合計画の第1期実施計画、行政改革実施計画、定員適正化計画並びに財政計画も同時に策定いたしました。 さらには、今回、私たちと共に歩むことをご決断された七山村を含めました新生唐津市の基本構想をご提案いたしたところでございます。 行政改革につきましては、市組織の内部改善の徹底に努め、「未来に続く市民協働の行政改革」という目標に向かって、全庁一丸となって行政改革を進めることとし、“一課最低一改革・100の改革”を実行することといたしました。 定員適正化計画につきましては、合併によるスケールメリットを活かして、簡素で効率的な行政体制となるよう組織・人員のスリム化を図るために策定したものでございます。 また、財政計画につきましても、将来にわたって持続可能な財政体質を確立するため策定したものでございます。 さて、20世紀、とりわけ戦後の日本は、世界に類を見ない経済発展を実現いたしましたが、バブル経済が崩壊し、90年代に入って以降、日本経済は停滞を続け、国民の経済社会の先行きに対する閉塞感が深まる中、 21世紀を迎え、住民のニーズや価値観は多様化し、少子・高齢社会の到来とともに地球・環境問題や福祉・教育問題等への関心が高まり、物の豊かさから心の豊かさを求めるようになってまいりました。 また、時を同じくして長引く経済不況により、国県を問わず地方の末端まで財政悪化の波が押し寄せ、国の「三位一体の改革」等の影響により、さらに、地方財政は、厳しい状況に陥りました。 その後、民需の主導により経済は持ち直したと言われておりますが、地方が実感するまでには至っていない状況でございます。 このような経済や地方財政の状況の中、私達は、市町村合併を契機としたまちづくりに期待を寄せ、船出をいたしました。錨を上げて1年余り、多少の風雨は経験いたしてまいりましたが、市民並びに議員の皆様方のご理解ご協力によりまして、順調な航海が続いていると認識いたしております。 私が市政をお預かりしてから1年余り、議会をはじめ多くの地域の方々の貴重なご意見を数多く承りました。 私がこの1年、市民の皆様方からご意見を頂戴して感じましたことは、合併後、急激に生活環境や財政状況が好転するということは、お考えになっておらず、むしろ、今後の新しい唐津市をどうやって築いていくのかということへの関心と不安が多かったように感じてまいりました。 そのまちづくりの指針となりますのが、先程申し述べました総合計画だと考えております。この総合計画に掲げます重点事業を中心といたしまして、心の時代に視点をおいた新しい唐津市のまちづくりを進めてまいります。 また、職員にも「机上の政策だけでは市民の賛同やご理解は得にくい。日頃から人間力を磨き地域に足を運び、市民の方のご意見をいただき、協働でまちづくりを推進するよう」指導してまいりました。 愛する郷土のために、知恵を絞り、汗を流し、後世に誇れる唐津市をあせらずにじっくりと築き上げたいと考えております。 どうかご理解ご協力を賜りたいと存じます。 それでは、平成18年度当初予算案につきましてご説明申し上げます。 予算案の編成にあたりましては、市町村合併後1年余りの経験を基に昨年作成いたしました予算編成方針に基づき、義務的経費を含め経費全体の徹底した見直しを行うとともに、総合計画の実施計画に掲げる重点事業を中心に新しい唐津市の活力ある発展と住民福祉のさらなる向上を目指し、予算の重点配分を行ったところでございます。 その結果、一般会計当初予算額は、594億883万3千円となりました。 以下、予算案の主な事業につきましてご説明申し上げます。 まず、総務費でございますが、台風や地震等による停電時の窓口業務の維持や防災体制の堅持のために、合併特例債を活用いたしまして、支所庁舎に自家発電装置の整備費を計上いたしております。 新規事業では、元気が出る新しい唐津市をつくるプロジェクトとして、高等教育機関等との連携や誘致、プロスポーツ組織との交流を通した青少年の健全育成や中心市街地等の活性化を図るための総合調整のための事業費や市税及び国民健康保険税の賦課・徴収事務の効率化、適正化並びに市民サービスの利便性向上を図るため、固定資産評価システムや滞納管理支援システム等の導入費のほか、市民の方の待ち時間短縮を図るため、市民課窓口への受付カード発行機や窓口呼出パネル等の整備費を計上いたしました。 また、新たな産業の創出、市内企業の経営革新を促進するため、産学官のフォーラムや相談会の開催経費、離島振興のためのソフト事業に対する補助金、NPO法人設立のための支援費を計上いたしております。 高度情報化関連事業では、行政放送の配信、地上波デジタル放送及びCATVブロードバンドへの対応を図るため、「唐津市地域情報化計画」に基づき、旧唐津市の未整備地区や厳木、北波多、肥前及び離島の情報通信基盤整備の詳細設計委託費を計上いたしております。 このほか、引き続き、鎮西、呼子、七山の情報化を推進することにいたしております。 次に、民生費でございますが、障害者福祉費では、新たに高齢・障害福祉課内への手話通訳者の配置や障害福祉サービスを受けられる方の負担を軽減するための事業費のほか、身体障害者及び知的障害者の方々の更生や自立と社会参加を促進するための支援費等を計上いたしております。 老人福祉費では、在宅のひとり暮らしの高齢者等に対する日常生活の援助費や宅老所を開設するNPO法人への補助金、介護保険特別会計への繰出金等を計上いたしております。 児童福祉費では、子育て支援を充実させるため、現在、保健センター内にございます「子育て支援情報センター」を南城内に移転し、0歳児から小学校3学年までの子供を対象に子育てサポーターを派遣する「子育て緊急サポートセンター」の開設費や保護者の都合等により、家庭で保育を行うことが困難な生後3月から小学校3学年までの病気回復期の子供を預かる事業費を計上いたしております。 また、次世代育成を推進するため、妊娠5月以上の妊婦の方に胎児1人につき1万8千円の手当(おめでた手当)を支給することにいたしました。このほか、対象者が小学校6学年まで拡充になりました児童手当や特別保育対策事業費等を計上いたしております。 次に、衛生費でございますが、母子・老人の保健事業費及び各種検診事業費のほか、新規事業といたしまして、不妊治療を希望しているにもかかわらず、経済的負担を感じている夫婦に対する治療費の一部助成や唐津赤十字病院の医療機器整備に対する補助金、相知厳木斎場の駐車場整備費、墓地公園の第2工区の用地取得費及び墓地314区画の整備費等を計上いたしております。 また、新しい試みでございますが、市民参加による環境調和のまちづくりを推進するため、自然環境の保護や循環型社会の形成に資する事業等の公募から審査業務のNPO法人への委託費及び採択事業に対する補助金や平成19年2月1日からのし尿等の海洋投入禁止に伴う、唐津衛生処理場及び鎮西まち町石屋まち町船積基地の貯留槽の設置費等を計上いたしております。 さらには、最終年度となりました呼子ちょう町おおども大友の汚泥再生処理施設の建設費と同施設の関連事業といたしまして、トラックスケールの設置費及び地元の方の利便施設として、休憩スペース等の整備費を計上いたしております。 次に、農林水産業費でございますが、まず、農業費では、園芸農業を担うプロ農業者の育成及び消費者ニーズの高い有機農産物等の生産拡大を図るため、必要な機械・施設等の整備を行う営農集団等に対する補助金や唐津市農協及び上場農協が行います米の色彩選別機導入に対する補助金のほか、大学と連携しながら猪の被害を受けにくい農作物等の導入費用や見借地区の用排水路の整備費等を計上いたしております。 林業費では、特用林産物の生産振興、販売促進、消費者との連携強化等の事業に対する補助金や森林の持つ健康増進効果について、九州大学医学部との連携による調査研究費、林道の開設改良費等を計上いたしております。 水産業費では、本年10月29日に佐賀県で開催されます「第26回全国豊かな海づくり大会」における唐津会場でのイベント開催等の経費、玄海地区水産物の販売促進活動への支援費や学校給食での唐津産水産物の購入に対する補助金のほか、馬渡島、加唐島、向島及び小川島の集落協定を締結した漁業世帯が行う種苗放流、藻場造成、海底清掃等に対する助成や松島漁港の防波堤の整備費、肥前まち町はれ晴ぎ気地区の漁業集落環境整備のための基本計画作成費等を計上いたしております。 商工費では、中小企業の創業や経営革新を支援するため、唐津商工会議所が行う講習会、相談窓口の開設費用に対する補助金や大手通り、中町通り等に歴史的街並みを復活させ、観光客等の集客を促進し、中心市街地の活性化を図るための補助金のほか、市内在住の高度な技術を持つ技能者や技術者を「ふるさとのたくみ匠」として認定し、その技術の継承と後継者育成のための事業費を計上いたしております。 また、北部九州を代表する“もてなしと癒しあふれる”新しい観光都市唐津市を内外に広く宣伝するための事業費や本市の伝統工芸である唐津焼を振興するための陶芸の里づくりの調査費等を計上いたしております。 次に土木費でございますが、子供を守る明るいまちづくりを推進するため、市民の皆様のご要望が多かった街路灯の設置につきまして、通学路を中心に3年間で 1,500基整備することを計画いたしました。初年度は、500基の整備費を計上いたしました。 道路新設改良費では、市道の新設及び改良費は、合併後の新市の均衡ある発展の核となる事業と考えておりまして、新規事業のいわや岩屋もとやま本山線をはじめ21路線の改良費と唐津駅南口広場の整備に伴います実施設計費を計上いたしております。 港湾費では、平成19年4月の唐津・壱岐間フェリー就航に合わせ、東港の玄関口として賑わいや交流空間の核となる交流センター(仮称)の建設費や呼子海上ターミナルの跡地再利用調査費等を計上いたしております。 都市計画費では、全市的な景観づくりを推進するための景観基本計画策定費や国道204号と県道みょうけん妙見みつしま満島線を結ぶ「なばたけ菜畑西の浜線」の測量設計費や松浦河畔公園内のテニスコート、駐車場及び管理事務所等の整備費のほか、大島市民の森の再生整備のための基本計画策定費や唐津駅及び東唐津駅の区画整理事業費等を計上いたしております。 住宅費では、厳木まち町しんや新屋しき敷地区及び相知ちょう町みどり緑やま山地区の住宅建設費をはじめ、消防法の改正に伴います二タ子市営住宅ほか17団地の各居室への火災報知器の設置費やしんかい新開団地等の下水道切替工事費等を計上いたしております。 消防費では、市民の安全な暮らしを守る防災の要である消防ポンプ格納庫の建設費や消防ポンプ自動車等の購入費及び防火水槽の設置費のほか、高度救命処置用資機材を搭載した高規格救急自動車の購入費や各種災害対策等の迅速化を図るため、消防本部の消防通信指令施設を更新するための設計費等を計上いたしております。 次に、教育費では、小中学校の大規模改造や増築事業等の設計費をはじめ、馬渡島及び加唐島教員宿舎の建替計画のための耐力度調査費や幼児の幼稚園就園を奨励するための補助金のほか、幼稚園、保育所及び小学校が連携して児童期の指導上の問題点等を研究する研修会等への助成費等を計上いたしております。 また、心豊かな「たくましいからつっ子」を育成するための体験活動事業費や青少年の国内外の宿泊体験活動に対する補助金のほか、児童読書及び親子のふれあいを推進するため、近代図書館の4階に子どもコーナーを設置する事業費や歴史観光ボランティアガイドの養成費、及び「わらび蕨の野の棚田」の文化的景観保存計画の策定費や名護屋城跡並びに陣跡の用地買収費等を計上いたしております。 さらには、平成19年度の全国高校総合体育大会の開催に向けての準備室及び実行委員会の設置等の準備費や青少年のスポーツへの夢を育て、スポーツへの関心を深めてもらうため、JR唐津駅構内への「スポーツ情報交流プラザ(仮称)」の設置費や唐津市陸上競技場の走路、観客席及び屋根等の整備費等を計上いたしております。 続きまして特別会計について申し上げます。 介護保険特別会計では、制度改正に伴います介護予防事業の総合的なマネジメント等を担う中核的な機関として、唐津市が新しく設置する「地域包括支援センター」の運営費等を計上いたしております。 次に、簡易水道特別会計でございますが、肥前まち町、鎮西まち町及び呼子ちょう町の簡易水道事業費や各地区の運営費等を計上いたしております。 次に下水道特別会計でございますが、まず、公共下水道事業費につきましては、唐津処理区、浜玉処理区及び呼子処理区内の幹線、枝線管渠等の整備費や18年度から2か年の継続事業で行います二タ子浄水センターの水処理棟の増設工事費等を計上いたしております。 特定環境保全公共下水道事業費につきましては、唐津処理区、相知処理区及び北波多処理区で行います幹線、枝線管渠の整備費等を計上いたしております。 集落排水事業特別会計でございますが、肥前まち町しょうづ菖津地区の漁業集落排水事業費とくり久里地区及び呼子ちょう町加部島地区の農業集落排水事業費のほか、各地区浄水センターの運営費等を計上いたしております。 競艇特別会計でございますが、ファン拡大と売り上げ向上を図るため、財団法人競艇情報化センターが呼子ちょう町に開設する前売場外発売場「オラレ呼子(仮称)」の運営費等を計上いたしております。 北波多中央部開発事業特別会計でございますが、第2期分譲宅地50区画の造成工事と道路、公園及び緑地等の整備費等を計上いたしております。 水道事業会計でございますが、17年度に作成いたしました「水道基本計画」に基づき、上水道事業と簡易水道事業を統合し、新しい水道事業を創設するため、事業統合の認可申請に必要な図書の作成費と久里浄水場の中央監視制御設備の改修費等を計上いたしております。 以上が予算案の概要でございます。 次に、条例議案関係について申し上げます。 「唐津市特別職の職員で非常勤のものに対する報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例制定について」をご説明いたします。 本条例は、保育所医と保育所歯科医の報酬額が、17年度まで合併前の市町村の額でございましたが、統一することで調整がつきましたので改正するものでございます。 報酬額は、保育所医及び保育所歯科医ともに同額の年額7万8,000円とするものでございます。 次に「唐津市次世代育成手当(おめでた手当)の支給に関する条例制定について」でございますが、先程、予算案の概要でご説明いたしましたが、唐津市に1年以上住所を有し、妊娠5月以上となった妊婦の方に支給するもので、手当の額は、胎児1人につき1万8千円でございます。 平成17年度までは、旧厳木まち町、旧相知ちょう町、旧鎮西まち町の区域に限定した「誕生祝い金」と、「小学校等入学祝金」の制度を合併前から引き続き実施しておりましたが、市民サービスに地域間格差があることは、好ましい状況ではございませんので、これらの制度を廃止いたしまして、新たに市内全域の妊婦への支援事業として実施するものでございます。 続きまして、一般議案の「唐津市基本構想の変更について」をご説明いたします。 本議案は、昨年の12月議会におきまして議決いただきました「唐津市基本構想」を、七山村の編入合併に伴いまして、旧七山村区域の計画を加えたものに変更するものでございます。 次に、「指定管理者の指定に関する5件の議案」につきましてご説明いたします。 「おうち温泉てん天とく徳の湯」、「厳木温泉さよ佐用ひめ姫の湯」、「国民宿舎いろは島」、「国民宿舎波戸岬」及び「国民宿舎呼子ロッジ」につきまして、指定管理者の公募をいたし、指定管理者選定委員会の審査を終えましたので、ご提案するものでございます。
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